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厚生労働省が障害者就労支援人材の資格創設に向けて動き始めています。2025年度に「基礎的研修」が開始されるのを皮切りに、その後業界団体の設立や検定の実施、更には国家資格化も視野に入れた検討がなされています。 基礎的研修は、就労移行支援事業所や就労定着支援事業所で働く「就労支援員」及び「就労定着支援員」は受講が必須となる見込みです。また、民間検定に合格すると基礎的研修が免除されるなど、研修と検定の関係性も検討されています。 背景には、障害者雇用の法定雇用率が向上する一方で、支援者の人材確保が困難であったり、支援者によって質がばらばらであるといった現状の課題があります。 今回は、具体案を検討している厚生労働省「職場適応援助者の育成・確保に関する作業部会」の主査である小川浩氏（大妻女子大学副学長）に資格創設の狙い・意図を解説していただきます。 講師： 小川浩先生 （厚生労働省「職場適応援助者の育成・確保に関する作業部会」 主査、大妻女子大学 人間関係学部人間福祉学科 副学長・教授、NPO法人ジョブコーチ・ネットワーク理事長） 司会：鈴木慶太 （Kaien代表取締役）