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日本学士院客員選定記念講演会

Apr 19, 2023 02:00 PM in Osaka, Sapporo, Tokyo

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Speakers

ハルオ・シラネ客員 / Prof. Haruo Shirane
動物、災害、山――環境人文学再考 / Animals, Disasters, and Mountains: Rethinking Environmental Humanities @コロンビア大学教授、東京大学東京カレッジ特任教授
日本文化において、人間と動物、人間と山とは、どのような関係にあるでしょうか。そして自然災害との関係は? これらの複雑な関係は、現代にふさわしい環境倫理を生み出すためにどのように役立てることができるでしょうか。本講演会では、人間と人間以外のものの関係を再考する手段として、「災害•アフターライフ•再生のエコロジー」を提唱します。
アントワーヌ・コンパニョン客員 / Prof. Antoine Compagnon
文学とイノベーション / Literature and Innovation @アカデミー・フランセーズ会員、コロンビア大学教授、コレージュ・ド・フランス名誉教授
〈文学〉と〈イノベーション〉の相性は必ずしも良くありません。二つの語を並置するのは愚かしい、さらにはばかげていると思われるかもしれません。〈文学〉を論ずるのに、〈イノベーション〉を持ち出す意味はありうるのでしょうか。イノベーションは成長のための必要条件です。イノベーション無しには、いかなる成長もありません。こうして、イノベーションの概念は経済と不可分であり、芸術、文化そして文学とは調和しません。ミクロ経済学においても、マクロ 経済学においても、イノベーションは、ヨーゼフ・シュンペーターの言い方によれば、〈創造的破壊〉に依存しています。それに対して、芸術において、我々が目指しているのは、過去、それも〈遺産〉と名付けられる過去を保存することです。デジタル革命は、文学と社会的要請としてのイノベーションとのあいだのミスマッチを激化させているように見えます。しかし本当にそうなのでしょうか?