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東京大学ホームカミングデイ・赤門技術士会ライブ講演会
演題:「手術ロボットの現状と将来」

講演概要:
 ロボット手術により臓器の裏側などの狭い箇所での手術が可能になる。また、脳神経外科、眼科などの微細手術が可能となる。さらに、人工関節置換術における骨切除時などに求められる高い精度の手術が可能である。また、遠隔手術も可能となる。
将来の手術ロボットは次の三つの世代が考えられる。第一世代では、医用画像として、X線、CT、MRIなどが用いられ、それらの解像度は0.1 mm程度である。手術のサイズは、臓器レベルでmmオーダーである。手術ロボットがあっても操作するのは医師であり、医師による判断と治療が行われる。第二世代では、医用画像はμmオーダーでの3次元体内イメージングが可能となる。また、臓器や心臓など動く部位の位置や変形をリアルタイムに連続して撮影可能となり、4次元映像を取得可能となる。手術のサイズは、細胞レベルでの標的治療が可能となりμmオーダーである。この世代では、診断と治療とが一体化される。第三世代では、これまでの医用画像は形態情報のみであったが機能診断も自動で行うことが可能となる。システムとしては、医用画像から自動的に病理診断を行うことが可能となり、診断と治療の両方が自動化される。
今後、AIを組み込んだ手術支援システムの普及が進むと思われる。AIを組み込んだ医療システムは次のような特徴を有する:(a) 学習によって性能等が変化することがあり、従来の医療機器とは質的に異なる可塑性がある。(b) AIの出力の予測や解釈が難しい場合があり、ブラックボックス性がある。(c) 将来高度な自律能を有することになれば、患者と医師等の関係が従来から変化する可能性がある。(d) 原材料としてのデータの品質管理が重要である。
コロナ禍においては、サイバー空間と物理空間を有機的に統合できる遠隔診断・手術システムの活用が期待される。本講演が、手術支援ロボットやAIを組み込んだ医療機器の発展の一助となれば幸いである。

Oct 17, 2020 01:00 PM in Osaka, Sapporo, Tokyo

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